僕にとって写真は夢だ。
もちろん、寝ているときに見るものではなく、そして、将来の夢という訳でもない。
これをひとことで言うなら、“今生きていく日々の中で常に心に力を与えてくれるモノ”とでも言うのだろう。

そもそも写真を撮るのは子供の頃から好きだった。かと言って、常にカメラを持ち歩いている訳じゃなかった。
自分のカメラを初めて買ったのは二十歳の冬で、初めて撮ったのは、空手道場の子供たちだった。

撮った事がある人は思うのだろうけど、子供を撮るのはとても面白い。撮られながら、その行為を楽しんでいる様子を見ると本当に純粋なんだなと感じる。
時には自分の過去に被って見えたり、1枚の写真から色々な事を思っては、その気持ちをしっかりと心にしまっていく。

このような事を書いていると、写真で子供を撮るのが好きだと言っているみたいだけど、決してそれだけで写真は終わらない。

僕にも友と呼べる人間がいて、彼らはもう子供ではないけれども、僕の写真に向かってくれる時、とても純粋になってくれる。自分という人間は“こうだ!”と表現してくれる。
それはとてつもない至福に満ちた時だ。

ひとりの自分、仲間といる自分、愛する人といる自分。それはまるでパレットに違う色を並べたときの様に、1色だけでの感じ方とはまるで違った見え方がする。その印象を僕は写真に撮る。

あらためて、その写真を見る。
1人で見て感じる事、誰かが見て感じた事を聞いて感じること。1枚の写真からとても多くの事を感じさせてくれる。
そして新たな何かを求めるように、また新しい写真を撮りにいく。

きっと僕にとって、写真を撮り続けていく事が、心に力を与えてくれる原動力なんだろう。そこに笑顔があって、愛がある。
僕はそれを夢と呼ぶ。

2008年5月13日


イワタコウヘイ

イワタコウヘイ
1982.10.26(原子力の日)生まれ
さそり座のA型

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